焼却処理サービスのメリットとデメリットを徹底解説
- 2016.12.11
- コラム
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不要になった機密文章を処理する際に、シュレッダーで細断して破棄する方法や専門の業者に委託して、溶解処理や出張細断、専門工場での細断するといった様々な処理方法があります。
その中でも、機密文章を完全に抹消できる方法として「焼却処理サービス」があります。今回は、焼却処理サービスの概要とサービスを利用する上でのメリットとデメリットについて解説します。
焼却処理サービスとは?
焼却処理サービスとは、機密文章を焼却して処理するサービスです。
しかしながら、機密文章の処理サービスを手がけている専門の業者では、焼却によるサービスはほとんど行っておらず、廃棄物処理業者が他の廃棄物を焼却する際に、合わせて、機密文章も一緒に焼却して、機密内容を抹消するケースが一般的です。
他の廃棄物と一緒に処理できる
焼却による機密文章を処理するメリットとしては、他の廃棄物と一緒に処分できることです。
例えば、オフィスの引越や年末の大掃除時に出た、廃棄物と一緒に廃棄物処理業者に処分をお願いできますので、機密文章をシュレッダー処理を行ったり、機密文章の処理を専門に手がけている業者に別途お願いする手間を削減できます。
専門業者では無いのでセキュリティ意識が甘い
焼却処理サービスを手がけている業者のほとんどが、機密文章の処理を専門に手がけている業者ではありませんので、基本的にセキュリティに関しての対策は全く講じていないといっても良いでしょう。
溶解サービスや出張細断サービス、専門工場での細断などを手がけている、機密文章を専門に処理を手がけている業者であれば、個人情報を保護する為の「プライバシーマーク」認証の取得や「ISO27001」など情報セキュリティに対する国際規格の取得を行うなど、セキュリティ対策を講じていることがほとんどです。
そのため、万が一、焼却処理サービスに機密文章の処理をお願いしたが、処理場で機密文章の内容が漏洩した場合においても、自己責任となってしまいます。
運送時における紛失や盗難などの可能性がある
焼却処理サービスにお願いする際、処理を委託する業者に廃棄物を取りに来てもらうもしくは、ご自身で廃棄物処理場に持っていく必要があります。
特に、処理業者に廃棄物と一緒に処理を行う機密文章を取りに来てもらう場合、運送時における紛失や盗難の危険性が高まります。廃棄物処理業者の場合、基本的に廃棄物となるものを運搬しているため、紛失や盗難に合っても特段問題がない物になるため、先程のセキュリティの話につながりますが、コストをかけてまで施錠するといった対策は行いません。
そのため、焼却処理サービスを利用する際は、自己責任で廃棄物処理場に持参する方が、リスクは減るといえるでしょう。
地球環境にとってはよろしくない
焼却処理サービスは、基本的に廃棄物を燃やすことで処理を行うため、処理を行う際にどうしてもCO2やダイオキシンなど多くの有害物質を発生させてしまいます。
近年では、地球環境を守っていくという観点から、環境に配慮した事業活動や消費活動が求められてきています。例えば、機密文章を溶解処理を行い、トイレットペーパーなどにすることで、再び日常生活で使用することができます。
上場企業を中心に単純に事業活動を通じて利益を追求するだけではなく、企業が社会に対して責任を果たしていくCSR活動が求められています。CSR活動の中には「環境への取り組み」も含まれており、事業活動をする上では、環境へ配慮することも重要になります。そのため、機密文章や廃棄物を処理する際にも、地球環境を保護するという観点を念頭においた上で、サービスを選ぶ必要があるといえるでしょう。
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