機密文章を処理する際における環境対策と企業イメージとは?
- 2016.12.14
- 機密書類処分の知識とリスク
- 新着
企業で機密文書を処理する際、地球環境への配慮も考慮したいものです。多くの企業では機密文書を自社でシュレッダー処理を行い、燃えるゴミとして出しているケースが多いですが、この処分方法は地球環境にとっては、CO2の排出などにつながるため良いとはいえません。また、近年では、CSRの役割を果たす観点から地球環境への取り組みも求められており企業イメージにも直結してしまい、事業活動を行う上で、今後のビジネス拡大に左右される大きな問題につながるといえます。
燃えるゴミとして処分すると地球環境に悪い
自社内でシュレッダー処理を行った後、細断した後のゴミの多くは燃えるゴミとして出すことが多いと思います。燃えるゴミは基本的に、燃やすことで処分するため、CO2の排出やダイオキシンなど有害物質を排出することにつながります。そのため、地球環境にとってはあまり好ましくありません。
近年では、地球環境を保護する観点から、企業や家庭を問わずできるだけゴミを削減して、リサイクルできるものは徹底してリサイクルに回すなど、循環型社会の構築が求められています。
企業における事業活動でCSRが求められている
近年では大企業などを中心に、事業活動において利益のみならず社会的責任を果たすCSRの役割が求められています。
CSRとは、Corporate Social Responsibilityの略で、事業活動を通じて、利益を確保することにとどまらず、社会的な責任を果たしてくための取り組みです。このCSR活動の内容には納税や法令遵守、安心安全な商品もしくはサービスの提供、人権を尊重すること、公正な事業活動を推進すること、コーポレート・ガバナンスを向上させること、環境問題への取り組み、サプライチェーンへの取り組み、地域課題への取り組みが含まれています。
企業は、事業活動を行うにあたり、従業員を含め、顧客や取引先、消費者、株主、地域社会、自治体など、企業経営を支えている利害関係者(ステークホルダー)と対話し、互いが良好な関係を保った上で健全な経営を行うことが、CSRの役割を果たす上では重要になります。
近年では、大企業にとどまらず、中小企業など不祥事やコンプライアンス違反などが度々ニュースで取り上げられる機会が増えており、法令遵守は当然ですがCSRの役割を果たすことは企業イメージを左右されることにつながります。そのため、地域社会への貢献を果たすためにも、できるだけゴミを削減してリサイクルに繋げることができるようしていくことが大切です。
機密文書を処理する場合もリサイクルができる
企業がCSRの役割を果たすためにも、機密文書を処分する際にもリサイクルができる処分の方法を選択することがベストな方法です。そのため、企業が機密文書をリサイクルに回すためにも、機密文書を安全に処理してリサイクルを行っている専門処理業者に委託すると良いでしょう。
また、機密文書の処理を委託する際の業者選びも重要なポイントで、大塚商会の「メルティBOX2」やヤマト運輸の「機密文書リサイクルサービス」など、機密文書の紛失もしくは漏洩対策を厳重にしており、処理する際も開封せずすぐに処理できる「溶解処理サービス」がおすすめです。
溶解処理後は、トイレットペーパーなどにリサイクルされ、再び我々の日常生活において活用されることになります。機密文書の専門処理業者を選ぶ上でも、リサイクルができるかどうかをしっかりと検討した上で委託業者を選択することが重要になります。
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